南仏・パリ旅行記(2018年6月)8 マルセイユへ

こんにちは、橋本絢子です。

南仏・パリ旅行記(2018年6月)7の続きです。

6月14日にエクスアンプロヴァンスからマルセイユへバスで移動しました。

エクスアンプロヴァンスセンター駅のバスターミナル10番乗り場から、マルセイユ直通のバスが出ているので、そこからバスに乗ります。

間違えてマルセイユ空港行きに乗らないよう注意!

マルセイユ行きのバスは大体20分おきぐらいに出ているようでした。

バスの乗り方も、最初はネットで調べていましたが、乗り場へ行って係員さんに聞く方が早いと分かりました。

バスを乗りこなせるようになると移動のストレスが減って楽しくなります。

マルセイユの街が近づいてきた頃、川に投げ捨てられているゴミの多さが気になり、噂通り治安があまり良くないのかな、と感じました。

商店街のお店のガラスドアも、3軒に1軒ぐらい割れていました。。。

40分ほどでマルセイユに到着。

マルセイユの中心駅はSaint-Charles駅です。

そこに新幹線や電車が止まり、バスターミナルもあります。

駅からアパートホテルまで30分ほど歩いたのですが、急な坂が多く、かつ石畳で道も舗装されていないところがあり、スーツケースを持って歩くのが本当に大変でした。。

アパートに到着したら、エレベーターがないのでこのぐるぐるの階段で荷物を5階まで運びました。

スリに遭うといけないので、トータル30kg以上の荷物も一気に運びました。

だいぶ腹筋が鍛えられたのではないかと思います。

アパートに荷物を置いたら、近くにあった日本人にも人気のレストラン「TOINOU」へ。

ここは魚屋さんが経営している、セルフサービス方式の魚介レストランです。

マルセイユ名物のブイヤベースはありませんが、漁港からとれたての新鮮な魚や貝を、リーズナブルな価格で楽しめます。

お店はたくさんの人でにぎわっていましたが、待たずに座れました。

居心地も良く、お料理も美味しいので、マルセイユへ行かれる方にはぜひ一度訪れていただきたいおすすめのお店です。

Toinou Les Fruits de Mer

 

その後は旧港周辺や中心街カヌビエール通りを歩いてみました。

マルセイユのショッピングモール「Les Docks Village」

 

街は綺麗に見えますが、アフリカからの移民・難民が多かったです。

小さい子供と一緒の若いお母さんのホームレスをよく見かけました。

中には家族5人ぐらいでホームレスをしている人たちも。

小さい子供のホームレスを数多く目の当たりにして、生まれること、生きることは果たして本当に素晴らしいことなのだろうか、と考えさせられました。

 

 

2日目からは路面電車にも乗れるようになり、少し離れた場所にある市場へ行ってみました。

マルセイユで一番大きくて有名な市場だそうですが、場のエネルギー的に「ちょっと無理」となり、少し入ってからすぐ逃げました。

帰り道もこんな感じで・・・・カメラを出すのも怖かったのでGoogleストリートビューの画像です。

難民向けに物を売っているようですが、売り物のTシャツで鼻を噛んでいるおじさんもいるし、いろいろ日本の常識ではありえない感じでした。

きっと殺人などもよく起こっている場所なのかもしれません。

そういう雰囲気がありました。

この場所へ行ってからしばらく体調が悪くなってアパートで寝込むことに・・・。

 

が、気を取り直して行ったレストランの魚のスープはすごく美味しかったです。

魚のスープを注文すると、ラスクみたいなカリカリのパンと、ソースとチーズがついてきます。

パンにソースを乗せてスープにつけ、チーズを溶かせて一緒にいただきます。

正しい食べ方を知らずに、スープとパンを別々に食べてしまったことを後悔しています・・・・。

このレストラン、口コミの評判も良く、サービスも抜群で居心地が良くおすすめです。

La Table du Fort

 

マルセイユは都会でした。

移民の多さと街の実態を見て、フランスのリアルを知れたのは良かったです。

ある意味、今回の旅で一番の学びになりました。

移民や難民が増えると治安が悪化するので、街の公衆トイレは有料になります。

すると、有料トイレを使えない人たちはそこらじゅうで排泄をするので、街全体がおしっこうんこ臭くなるんですね・・・。

これはマルセイユに限らず、フランスのあちこちで見られた現象です。

はっきり言って街は臭いので、だから香水が普及しているのかもしれません。

私たち日本人にとってもこの現象は他人事ではないなと思いました。

少子高齢化が進み、社会が成熟すると、外国人の移民が増えます。

そうなると日本人としての常識が通じなくなることも。

これまで保たれてきた社会秩序は間違いなく乱れるでしょう。

だからといって今の日本が、子供を産んで育てやすい社会かというと、決してそうとは思えません。

税制を考えると、大金持ちか、社会保障の待遇を受けられる低所得層にしかメリットがなく、中所得層が最も損をする仕組みになっています。

その他にも待機児童の多い保育園の利権問題や、世界的に見ても男尊女卑の強い社会であること、子育てに関しては女性が全ての責任を背負わないといけない風潮になっていること、など、あらゆる側面での問題があります。

日本人の少子高齢化の流れはこのまま止まらないと思うので、残った人たちが平和に安心して暮らせる社会にするにはどうすればいいのか?

私たち一人一人がもっと高い意識を持って考えなければならないと感じました。

この景色も他人事ではないのです。

マルセイユ、行かれる際にはくれぐれもスリや置き引き、カージャックなどに気をつけてください。

マルセイユでは3日間のんびり過ごし、TGVでパリへと移動しました。

南仏・パリ旅行記(2018年6月)9へ続く

 

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橋本絢子株式会社ジュビリー 代表取締役
プロライター歴約20年、在宅で経済的自由を得る方法を発信しています。 2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わってきました。 講座やセッションの受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙しています。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、田舎でスローライフを送っています。