子どもや孫がいないと老後は孤独になるのか?

こんにちは。橋本絢子です。

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今日は「子どもや孫がいないと老後が孤独になるのか」というテーマでお伝えをします。

私はアラフォー独身で縁もゆかりもない田舎に引っ越してきて、ほとんど誰にも会わずに生活をしています。

今の生活は気に入っていますが、このままいくと子どもや孫がいないまま一人で孤独死をする可能性は高い状態です。

そのことに対して「子どもや孫がいなかったりすると老後がすごく寂しくて孤独ですよ」と、時々言われます。

それに対して私が思うことをお伝えします。

子どもや孫は自分の寂しさを埋める道具ではない

まず私が思うのは、子どもや孫を、自分の寂しさを埋めるための道具にはしたくない、ということです。

もし自分が産んだ自分の子どもであっても自分とは別の人間なので、その子の人生を私が支配したり、コントロールしたりすることは、絶対にしたくありません。

自分が寂しいから、その子を自分の側にずっといてくれるように、離れないようにするのは、その子の人生を奪ってしまうことになります。

子どもは授かりもので、ご縁のあるパートナーがいて、そのご縁の結果として産まれてくる存在です。

自分の寂しさを埋めるため、世間体のため、子どもがいないと近所の人から蔑まれる気がするからといった動機で作りたいと思ったことはありません。

自分自身の寂しい気持ちは自分に責任があるので、その感情は自分で処理すべきですし、それを子どもや孫のせいにしてはいけないと考えています。

親の寂しさを押しつけられて人生を支配された子どもは、いずれ親を恨むことになるでしょう。

寂しいから孫に来てもらいたい、いてもらいたいということで振り回される子ども達や、お嫁さんにも迷惑をかけることになります。

自分が寂しいから、孤独だからという感情で周りを振り回すことは、私は一切したくありません。

橋田壽賀子さんの、大きな二世帯住宅で孤独死されたご友人

以前、亡くなられた橋田壽賀子さんによる印象深いコラムがありました。(今はもう見られなくなっています)

「壽賀子さんは可哀想だ。子どもがいないから」と、仲の良いお友達に言われたそうです。

そのお友達は自分の子ども達や孫達と一緒に暮らしたいと思って、自分のお金で立派な二世帯住宅を建てたそうです。

しかし家を建てた後に、長男のお嫁さんに「一緒に住むのは嫌だ」と言われ、結局誰も一緒に住んでくれませんでした。

そのお友達は壽賀子さんに「あんなに面倒を見てやったのに」と愚痴を言ったそうです。

壽賀子さんは、「子どもや孫が可愛くてやったんだからいいじゃない。あとの人生は自分の好きなことをしなさいよ」と言ったそうですが、家族に尽くすだけの人生を送ってきた彼女には、もう別の生き甲斐は見つかりませんでした。

「壽賀子さんは独りを覚悟してるからいいよね」と言って、結局そのお友達は80歳を過ぎたばかりなのに、自分で建てた広い二世帯住宅で孤独死をしてしまったそうです。

壽賀子さんは「成人した我が子は、新しい家族と新しい生活を築くのが当たり前です、彼女は期待をかけすぎてしまったのでしょう」とおっしゃっています。

子どもや孫がいたら楽しくて幸せだと思いますが、それが「寂しいからいてくれないと困る」という期待になると、不幸の始まりです。

壽賀子さんのお友達は、他人を心配したり、お節介したり、関わってくれなくて寂しいと思ったりと、「他人軸」で時間を過ごされてきたのだと思います。

「自分の人生をこうしたい」としっかり向き合ったことが一度もないのでしょう。

他人のために生きていて、孤独だ、寂しいと思う方は、他人に過剰な期待せず、自分の人生と向き合う時間を持つようにしてみてください。

ちなみに最期、橋田壽賀子さんは泉ピン子さんに看取られたそうです。長年にわたって築き上げられた絆は、家族同然かそれ以上のものだったのかもしれません。

「定年」はこれから存在しなくなる

「定年を過ぎて収入がなくなったら孤独になるんじゃないですか?」とご意見でいただきましたが、私自身に関しては自分が健康でいる限り、生涯仕事を続けようと思っています。

副業が広まったりパラレルキャリアが主流になるこれからの時代、「定年だから仕事はしなくなる」といった選択肢も少数派になるでしょう。

定年になる年齢以降も、体が健康であれば自分で仕事をしたり、パートタイムで働いたり、ボランティアや趣味でも何でもいいので、社会とつながる手段を持つことは可能です。

孤独という概念は、子どもや孫、配偶者の有無といった外側の条件よりも、自分の心が作るものだと思います。

たとえ家族がいても、家族がいるからこそ感じる孤独もあるでしょう。

集団の中で感じる孤独よりも、ただ一人でいることで感じる孤独の方が辛くない、という人も多いはずです。

孤独を感じるのは暇な証拠

これを言うと批判されることもありますが、孤独を感じるのは暇な証拠です。

孤独であったり、何もやる気が起きなかったりするのは、それでも生きていけるから、まだ余裕があるのです。

何もしなくて、孤独で、寂しい、辛いと立ち止まっていられるのは、実は幸せなことです。

立ち止まって休んでいても、住む家があって、お金もあって、ご飯も食べられるのは、恵まれていますよね。

借金の返済に追われているなど、本当に切羽詰まっていたら、現実逃避していられなくなります。

好きなことに没頭している方も、気がつけば孤独を感じる暇もなく、あっという間に時間が過ぎていると感じるでしょう。

今は自分が何をしたいのか分からない方がとても多いです。

目の前のやるべきことに追われていてストレスを抱えていたり、過去のトラウマが足枷になっていると、心が疲弊していて、自分の心が本当に望んでいることに気づきにくくなります。

そのような方は他人と自分を比べず、日常の小さな「好き」「幸せ」を感じるようにしてみてください。

運動や家事、読書や映画鑑賞、語学の勉強など、何でもいいので、自分の人生のために続けていきたい日常の習慣を持っておくと、孤独を感じる時間は最小限になると思います。

子供や孫がいないのは地球に貢献しているのかも

子どもを産まない人は、日本の少子高齢化社会に貢献できていないと思われるかもしれません。

しかし、地球温暖化に関するデータを見ていると、子孫を残さないということは、地球環境を守る意味では意義のあることです。

地球が誕生したのは約46億年前、人類が誕生したのは約500万年前、そして地球温暖化が問題となっているのはこの100〜200年のことです。

地球全体の歴史を考えると、まだ登場したばかりで地球環境を破壊していく人間は、地球にとってのような存在とも言えます。

それを考えると、陰謀論で言われているような、ワクチンで先進国の人口を削減していく計画は、理にかなっているのかもしれません。

本当のことは定かではありませんが・・・。

プロの介護を受けられるようしっかり準備しておこう

「現実的に考えて、介護してくれる人がいないのは大変ですよ。将来のことをもっと真剣に考えてください」と言われることもあります。

特に老人介護施設で働かれている方は、老後を孤独に過ごすことの過酷さもリアルに見てこられているでしょう。

しかし、老後がどうなるかは誰にも予測ができません。

家族がいても配偶者や子どもが先に亡くなってしまったり、疎遠になってしまうこともあります。

親の介護で職を失って貧困に陥る人もいれば、最近では家族の介護に関する悲しい事件も増えています。

家族に辛い思いをさせながら自分の介護をしてもらうよりも、私は介護のプロにお金を払って対価としてサービスを受けたいです。

子どもがいたとしても、老後、子どもに経済面で依存することのないよう、しっかりと資産を用意しておきたいものです。

別の記事でも書かせていただきましたが、老後を30年過ごすとして、2000万円では全然足りません。

経済面ではどのような準備をしておくと良いかは、こちらの記事をご覧ください。

投資を学ばないリスク

 

 

橋本絢子株式会社ジュビリー 代表取締役
プロライター歴約20年、在宅で経済的自由を得る方法を発信しています。 2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わってきました。 講座やセッションの受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙しています。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、田舎でスローライフを送っています。