HSPが自己愛性人格障害から身を守る方法 LGBT人気Youtuberの逮捕を受けて

こんにちは。橋本絢子です。

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今日は「HSPの人が自己愛性人格障害の人から身を守る方法」というテーマでお伝えをします。

以前、LGBTの人気YouTuberが逮捕されたというニュースがありました。そのチャンネルは私は好きでよく見ていたチャンネルです。

その逮捕のニュースには驚きましたが、被害者の方はとても大変だったのだろうなと感じました。

もしも、今、暴力や暴言のある環境にいて、洗脳されていたり、その被害者の方と似たような境遇にある方は、どうすればその状況を変えていけるのでしょうか?

私の経験談に基づいてお伝えをします。

自己愛性人格障害は生い立ちが原因になる場合が多い

LGBTのYouTuberの事件の加害者の方は、おそらく自己愛性人格障害ではないかと思っています。私の独断と偏見ですので実際には分かりませんが、そう思った理由は、まず彼の生い立ちが壮絶であったというインタビューを見たからです。お父さんに虐待をされていたり、ものすごく貧乏で育ったそうです。

※生育環境の中で親から正常な愛情を受けてこなかったケースは自己愛性人格障害の方に多いとされています。

生まれて最初に接する親との普段のコミュニケーションが暴言や暴力であったことで、身近な人に対して、幼い頃から彼が慣れ親しんだコミュニケーションを取ってしまったのでしょう。おそらく暴力・暴言・貧困が、彼(加害者)の中の当たり前のノーマルな世界であったのかもしれません。

また、加害者の彼が外国人であることから、被害者の方(日本人)との文化のギャップがあり、トラブルに発展したのかもしれないと推測をしています。

岡田尊司さんの著書「パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか (PHP新書)」によると、自己愛性人格障害の人は、親子関係でのトラウマがあったり、虐待を受けていた経験を持つ人が多い傾向だそうです。

もし加害者の彼が自己愛性人格障害であった場合、そうなった理由は、おそらく生い立ちの部分が大きいと思います。幼い頃にご両親が離婚し、お父さんから虐待を受けていたことにより、親から無条件に愛されている安心の居場所が、加害者の彼の場合は形成されていなかったのかもしれません。

自己愛性人格障害の人は自分の価値を自分で証明しなければならない

親から無条件に愛されていることを感じられないまま育ったことで、彼の場合、「自分が無条件に愛されるに値する存在だ」という証明を、自分で作り上げていかないといけなかったのでしょう。それは自己愛性人格障害の方が育っていく過程でよくあるとされています。

彼自身、お仕事を張っていました。LGBTで、生きづらい中ものすごく努力をされてきたのもインタビューの中で拝見したことがあります、

自己愛性人格障害の人は基本的に、自分で自分を認めるために、自分のことしか考えられません。一見、相手のことを考えている風に見せても、全て自分のメリットに繋がることの中でしか考えられないのです。

自己愛性人格障害の特徴

一見、カリスマ的な魅力がある

自己愛性人格障害やサイコパスの特徴として、魅力的で人を惹きつけるテクニックに長けており、カリスマ性を持つ方も少なくありません。

加害者の彼もファンの多い方ですが、周りの人を自分のファンにさせたり、虜にさせて洗脳する、そういったテクニックに長けているのも自己愛性人格障害の特徴の一つです。

自己愛性人格障害の方の特徴として、初対面や出会った当初は魅力を感じさせます。

彼氏や旦那さんが自己愛性人格障害の方は、おそらくお付き合いを始めたばかりの頃は尊敬できる部分があり、魅力を感じられたはずです。

それは自己愛性人格障害の人の巧みな人を惹きつける能力です。

自分の弱い部分も戦略的に見せられる

そしてもう一つ、自己愛性人格障害の人の特徴として、自分のダメな部分も戦略的に見せることができます。

自分の弱みや過去のトラウマ、そういった弱い部分をあえて出すことで、他人の「守ってあげたい」「助けてあげたい」という感情を動かし、他人と繋がることができるのも、自己愛性人格障害の特徴として挙げられます。

最後の方の動画、「相方さんがいなくなりました」の動画で、加害者の彼が泣きながら喋っていたのはまさに象徴的でした。涙で共感を呼ぶことをするのも自己愛性人格障害の特徴の一つです。

HSPの人は自分を守ることを最優先に考えた方がいい

自己愛性人格障害の人が持つ巧みなテクニックに影響されやすいHSPの人は、優しく人の気持ちに共感ができるので、自己愛性人格障害の人をフォローに回る役割であることが多いです。

動画を拝見する限り、おそらく被害者の相方さんは繊細なタイプでHSPの傾向があると思いますが、HSPの人はまず自分を守ることを最優先に考えた方が良いと思います。

最終的に相方さんが逃げたのはベストな選択で、その後、法律家の方に入って対応してもらったのも正しい選択であったと感じます。

HSPの人は自分の感情に気づくのが遅い

HSPの人の特徴として、自分の感情にリアルタイムで気づきにくい場合があります。常に脳内で人一倍の情報を処理しているからです。

暴力・暴言を受けていたり「お前はダメだ」と言われている真っ最中は洗脳状態になっているので、「本当に自分はそうなのかも」と思ってしまいます。

特に子供の頃、親からそのように罵倒されたり洗脳されたりしても、子供なので、「自分が悪い」とは気づきにくいわけです。

自分がどんな人間なのかは本来、他人が決めることではありません。

他人が「お前はダメだ」「あなたにこんなことができるはずがない」と言ってくるのは、その人が見たい世界をあなたに投影しているのです。

自己愛性人格障害の人は他人を洗脳してコントロールする

例の二人組LGBTYouTuberの場合、加害者が被害者に対して人格否定をしていたという記事も見ました。

それが事実であるなら、加害者の彼が見たい世界を被害者の相方さんに投影をして人格否定をして、恐怖支配をしていたのだと思います。

同時に加害者は、見捨てられ不安が強かったのだと察しています。

過去にご両親から見捨てられたことで絶望した経験があるそうですが、大切な人、身近な人になんとしてでも離れて行ってほしくないから、相手を自分から離れないように人格否定をしてパブロフの犬のように躾けて支配をしたかったのでしょう。

※パブロフの犬:ロシアのパブロフ(1849〜1936年)の実験によって発見された、犬にベルを鳴らして餌を与えると、ベルを鳴らすだけで犬が唾液を出す生理現象。動物において訓練や経験で後天的に身につく条件反射のたとえとして使われる。

HSPの人は自己否定に渦にハマらないように自分を立て直そう

HSPの人は感情処理に時間がかかり、自分の感情を感じるのが人よりも遅めです。そのため、自己愛性人格障害の人から「お前はダメだ」「お前はこんなことができていない」と言われた時に、それを真に受けてしまい、「自分はダメだ」という自己否定の沼にハマってしまいます。それが慢性化していくと、自分で行動する力も出てこなくなってしまいます。

毒親育ちの人で自立できない人の中には、長年親から「お前はダメだ」と洗脳され続けている人もいます。それを信じ込んでしまっているから外に出られなくなってしまい、経済的自立ができなくなってしまうケースが多々あります。

その状況をどうしたいのか。飼われていることにもメリットはあるかもしれませんが、その状況から抜け出したいのであれば、自分を立て直し、物理的に親(支配者)から離れなければ、根本解決はできないと思います。

自己愛性人格障害の人とHSPの人は共依存になりがち

自己愛性人格障害の人とHSPの人は、お互いにメリットがあるから繋がりやすいです。

支配されていることにも、自分の頭で考えなくてもいいというメリットがあるので、共依存関係になってしまいがちです。

もしその状況を変えたいHSPの方は、LGBTYouTuberの被害者の方のように、専門家の方や第三者を交えて物理的に距離を置く方法はないかを考えていただいた方が良いと思います。

自己愛性人格障害の人には自覚がない

以前、「自己愛性人格障害の人と付き合ってはいけない」という動画をアップした時に、「自己愛性人格障害の人を侮辱しているんですか?」といったコメントもいただきました。

自己愛性人格障害は、ほとんど自覚がないと思います。自覚がある時点で、自己愛性人格障害とは少し違うと考えています。

恐らく自覚されている方はご自身で思うほど人の迷惑にはなっていないと思います。

問題なのは、自覚していない人です。そのような人は私のこういった動画やブログも見ないと思います。

もし、自分の理想が高すぎて他人を傷つけてしまう自覚が少しでもある場合は、他人に迷惑をかけないことと、自分の理想に向かって努力をしていくことに、意識をフォーカスしてみてください。

私は、これからも自己愛性人格障害の人から身を守る方法という観点から情報を発信させていただければと思います。

橋本絢子株式会社ジュビリー 代表取締役
プロライター歴約20年、在宅で経済的自由を得る方法を発信しています。 2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わってきました。 講座やセッションの受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙しています。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、田舎でスローライフを送っています。