他人を心配してはいけない理由(心配は呪い)

こんにちは。橋本絢子です。

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今日の動画は「他人を心配してはいけない理由(心配は呪い)」。



以前、ブログでも取り上げさせていただきました。

心配は呪い

 

視聴者さんから以下のご相談をいただきました。

親からの心配が大嫌いだったのに、気がつけば心配を振りまいている自分に最近気づきました。どのようにして自分の気持ちをコントロールすればいいのでしょうか? 

以下で回答させていただきます。

他人を心配してしまう根本原因に向き合う

まず、他人を心配してしまう根本原因に向き合ってみましょう。

身近な人が心配になってしまう根本的な原因は、自分自身の所有欲から来ることが多いです。

相手が自分と近しい存在であるとした場合、その相手が自分の知らない世界に行ってしまうことへの不安や恐れがあると思います。

たとえばあなたと仲のいい会社の同僚が、「これから会社を辞めて独立して起業しようと思う」と言った時、あなたは同僚のことが心配になってしまうかもしれません。

自分のよく知っている同僚が、自分の知らない世界で知らないチャレンジをしようとしていることで、「この人にできるのだろうか」といった気持ちになると思います。

その気持ちの中には、同僚が起業して成功し、自分の知らない世界に行って遠い存在になってしまうっていうことに対する恐れ、それは悲しいという気持ちから、恐れの感情になる場合があります。

ではなぜ、その人が自分の知らない世界に行ってしまったり、自分から離れてしまったりするのは悲しいことなのか? というご自身の感情に、しっかり向き合ってみると良いでしょう。

自分と相手の人生を分けて考える

もう一つ心配のパターンで多いのが、仲のいい友達や配偶者やパートナーの方が、健康を損ねてしまうかもしれない心配があると思います。

その相手の人が健康を損ねて病気になってしまう。最悪亡くなってしまうとなった時に、何が自分の中での恐れなのかも、感情を細分化していかれると良いと思います。

もちろん大切な人がいなくなってしまうのは悲しいことで、場合によっては立ち直れない、すごく辛いことです。

一方で、ある見方をすれば、自分と相手の人生を分けられていないということにもなります。

相手の人生を、自分でコントロールしたいと思う欲求があり、相手を自分の思い通りにしたいという気持ちが、心配という感情に置き換わるケースもあります。

しかし自分には自分、相手には相手の人生が、それぞれあるのです。

相手は心配されることを求めているのか?

そこで考えるべきは、相手はあなたの心配を求めているのか?ということ。

人によっては、心配してもらいたいと思う人もいて、アドバイスを求めている人もいます。

実際に心配やアドバイスを求められたら、期待に応えてあげると良いでしょう。

しかしながら、求められていないのに心配やアドバイスをすることで、相手を嫌な感情にさせてしまっている可能性があります。

求められていない心配やアドバイスは、場合によっては相手の自己価値、自己肯定感を下げることになります。

あなたが心配やアドバイスをしたい相手が、自分軸を確立した精神的に自立した大人であれば、その相手の方は、「そんなの余計なお世話だよ」と言えると思います。

しかしたとえば、まだ親御さんのお世話が必要なお子さんや、精神的に自立していない方に、「あなたのことが心配だよ」というメッセージを送り続けたり、求められてもいないのにアドバイスをすることが続くと、その人の自己肯定可能性が下がってしまいます。

親の心配が子供の自己肯定感を下げる

たとえばお子さんが、親御さんにいつも「あなたのことが心配なのよ」と言われていたら、そのお子さんは、自分は心配されないといけない弱い人間だと思ってしまいます。

これはとても怖いことです。

親御さんからの「心配なのよ」というメッセージがお子さんにインプットされるたびに、お子さんは、「自分は一人では判断できないんだ」と思ってしまう。

過剰な心配は、自分で決断する判断力をそのお子さんから奪ってしまうことになりますので、親子関係では特に要注意です。

心配ではなく、信頼することで、お子さんの自己肯定感を保つことができます。

相手に対する「コントロール欲」を手放そう

求められてもないのに他人を心配したり、求められてもないのにアドバイスをするというのは、自分がその人をコントロールしたい欲求があるからです。

それによって相手が本来自分で確立するべき自分軸・自己肯定感を奪うことになってしまいますので、気をつけるべきです。

この相談者さんは、つい心配してしまいがちな自分をコントロールしたいっておっしゃっている方ですので、おそらくこの方は誰かを心配することによって人に迷惑はかけていない方だと思います。

自覚のある方は、人の自己肯定感を下げるまでにはいかないことが多いです。

自分の人生を生きる

では、どうすれば他人を心配してしまいそうな自分をコントロールできるようになるのか?

自分の人生を考えましょう。

心配な相手がもし自分の人生からいなくなったとして、もしくは自分の世界からいない存在として考えた時に、自分はどのように生きていくのか?

何をすることで生きがいを感じられるのかを、考えた方が良いと思います。

私の場合、旅が好きです。

今も日常生活やプライベートで何か悩みがあっても、旅をすることで自分軸に戻ることができます。

もちろん旅にはお金も時間も必要ですので、行きたい時に行きたい場所に行けるように、日々一生懸命仕事をしています。

自分が「これをしていると楽しい」と思うことがあり、それをできるための経済的・時間的自由を得るために仕事に取り組んでいるので、他人を心配する余裕は正直ありません。

私は昔から人と少し違う人生を歩んでいるので、他人から心配されることが多かった方です。

「あなたのことが心配だから、心配なのよ」と言われ続けて、それによって自分の決断に自信が持てなくなった時期もありましたので、今となれば、余計な心配もアドバイスもいらないなと思います。

もしもアドバイスを求めるなら、プロにお金を払います。

「この人にアドバイスしてほしい」という人を自分でリサーチして決めて、お金を払ってアドバイスをしていただいています。

もし誰か人のことが心配になったら、自分自身の心を見つめ直すようにしましょう。

※言葉を話せない赤ちゃんやペットは心配してあげてくださいね。

 



橋本絢子株式会社ジュビリー 代表取締役
プロライター歴約20年、在宅で経済的自由を得る方法を発信しています。 2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わってきました。 講座やセッションの受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙しています。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、田舎でスローライフを送っています。