こんにちは、橋本絢子です。
「DV・モラハラから脱出したい」という方だけでなく、「もしかしてモラハラを受けているかも？」という方へ、ヒントになる情報をお届けしています。
今日は「旦那さんや義両親からいつも人格否定をされる」「自分の存在は価値がないのかもしれない」「お前に○○ができるはずがないと言われて自己否定してしまう」これら一つでも当てはまる方に役立つかもしれないお話です。
人間にはアレルギーコップがある
今のシーズン、花粉症の症状に悩まされている人とそうでない人がいます。花粉症はアレルギーの一つです。アレルギーを引き起こす原因は様々言われており、人はそれぞれ「アレルギーコップ」を持っていると言われています。
皆がもともと持っているアレルギーコップの中に、アレルギー体質やアレルゲンが入っており、そこに環境汚染や自律神経の乱れ、食習慣の乱れなどの要素が加わって、コップが一杯になって溢れ出したとき、アレルギーの症状が現れます。
アレルギーコップの大きさは人それぞれです。もともとコップが小さい人は、すぐに溢れ出してしまうので、アレルギー症状が現れやすくなります。
ちなみに私、酷かった花粉症の症状を治し、今年は症状が出ていません。アレルギーコップの中身を捨ててデトックスした効果が大きいと思います。
人間の感情にもアレルギーコップがある
私は人体のアレルギーコップと同様、人間の感情にもアレルギーコップのようなものが存在するのではないか、と考えています。
というのも一時期「なぜ私はいつも他人から人格否定をされるのだろう」「距離が縮まった人から存在否定の言葉を浴びせられることが多いのはなぜだろう」と悩んでいました。境界性人格障害、共依存、被害者意識などの様々な要因が絡んでいるのかもしれません。が、最終的に気づいたのは、私の受け取り方の問題でもあるということです。
同じ言葉を言われても、傷つく人もいれば傷つかない人もいます。
私の場合、久々に会った人から「ちょっと顔が丸くなった？」と言われたら、その日から食欲がなくなり、場合によっては食べても吐いてしまうので、１ヶ月で５キロぐらい痩せます。
ちょっと敏感すぎるのではないか？と自分でも思います。他人からの何気ないひと言に過敏に反応して深く傷ついてしまうのは、感情のアレルギーコップがもともと小さいか、もしくは容量が足りていないからすぐに溢れ出してしまうからでしょう。
実際、私は人生を通じて、他人から否定された経験は、一般の人の倍以上あると自覚しています。
こういうことを書くと「大した苦労をしていないくせに他人の痛みを分かったフリをするな」といった批判意見もくるわけです。
そうなるとまた感情のアレルギーコップの中の「他人から否定された」量が増えてしまいます。
このような様々な経験の積み重ねから、感情のアレルギーコップが満杯ギリギリまで近づいてしまった場合、どうすれば良いのでしょうか？
感情をデトックスしよう
一番いいのは、ちゃんと怒ることです。旦那さんから畳み掛けるように人格否定の言葉を浴びせられても、「そんなことを言われるのは腹が立つ」と意思表示をすること。といってもただ怒るだけでは売り言葉に買い言葉のエンドレスになると思うので、相手がビックリするぐらい激しく叫んで暴れてもいいんじゃないか、と私は思います。
夫婦関係において感情を我慢して押し殺していては、体に症状が出ます。取り返しのつかない病気にならないためにも、定期的に「感情のアレルギーコップ」の空きスペースを増やしていけると良いですね。
「泣いたり暴れたりして出て行けと言われたら収入がなくて路頭に迷ってしまう」と心配なうちは、まだ関係を修復できるのかもしれません。
本当に自立で稼ぐ必要が出たら、人間誰しも火事場の馬鹿力を発揮するものです。
今は女性の経済的自立に関する情報も多いので、長期的なお金のことは心配しなくても良いです。本気で努力すればお金はなんとかなるから。
人生の大半をどんな感情で過ごしたいのか明確にする
私は「人生の時間をどんな感情で長く過ごしたいか」で、身を置く環境や一緒にいる人を選んでいます。
他人から人格否定をされて気分を害し、自分でも手に負えない状態になったら、環境や人間関係をリセットしています。
Facebookでも、批判コメントをしてくる見知らぬ人々を数百名ブロックしています。
貴重な人生の時間、無駄に気分を害して過ごしたくはありません。
魂の成長がある苦労なら喜んで引き受けますが、誰に何を言われようとも、今世で経験する必要のない苦労は避けて生きることにしています。それによって「あなたは苦労知らずの人間ですね」と言われても気にしません。
モラハラと、感情のアレルギーコップのメカニズム。必要な方の参考になれば幸いです。
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