こんにちは、橋本絢子です。
私の昔からの悩み、というか弱点が、文章や動画で情報発信するとよく
「愛情がない人のように感じる」
と言われることです。
コピーライターという仕事柄、バッサリと一言でまとめる癖がついているのかもしれません。
仕事で原稿を書くときも「文章はきれいにまとまっているけど、コピーに人間味や愛情を感じない」と言われることは、昔から多々ありました。
「コピーは人格」という言葉の通り、自分の人格の中にあるものしか出せないのです。
そうなった原因を自分なりに考えてみたところ、3歳からの受験戦争で、競争主義の考え方が長年にわたって染み付いているのだなと思います。
たまたまディズニーアニメの「カーズ」を見ていて気づきました。
人は思いやるものというよりも、打ち負かすもの、蹴落とすものといったマインドは、私自身の根底のどこかに今も残っているのかもしれません。
しかしながら実際にお会いした人には「橋本さんも人間だったんですね」「思ったよりも優しい人で良かったです」と言ってくださるので、おそらくリアルではさほど冷たい印象にはなっていないかと思います。
さて、本題の「ビジネスに優しさは必要なのか?」について。
私は、見せかけだけの表面的な優しさを与えるぐらいなら、突き放した方がマシ、と考えています。
なぜなら、表面的な優しさは依存関係に発展する恐れがあるから。
先行き不安な今の世の中、悩んでいる人は多く、誰かに頼りたい、癒してもらいたい人は少なくありません。
実際にそういった感情を利用し、クライアントを精神的に依存させることで成り立っているビジネスも多く存在します。
人を精神的に依存させることはそんなに難しいことではなく、そういったテクニックのマニュアルもいくつか存在します。
しかしそんなテクニックを使ってまで、表面的な優しさでお客様を精神的に依存させて搾取するようなビジネスを、私はしたいとは思えません。
私と仕事で関わる人には、なるべく早く精神的にも経済的にも自立してもらいたいです。
自立して、自分に自信が持てたその先の景色を、同じ場所から一緒に見たいから。
「大切な人には自立してほしい」
その思いが強いがあまり、発信する言葉が冷たく感じられるのかもしれません。
しかし、本当に幸せな関係は、共依存ではなく相互依存です。
引きこもりで働かない成人したニートの子供にお小遣いを与え続ける親は、子供を守っているように見えて、実は自分のエゴを押しつけているだけです。
それはお互いがお互いに依存する共依存関係であり、お互いの存在がないと生きていけない状態です。
一方で相互依存はお互いに自立し、一人でも誰とでも生きていけるベースを築いた上で、相互に助け合っている状態です。
たとえどちらか一方がいなくなっても、もう片方が困ることはありません。
そのような関係性で、私はこれからも人間関係を築いていきたいと思っています。
人と相互依存の関係を結べるようになるには、自立して生きていく力を身につけること。
「自立して生きるノウハウ」は、ご縁のあった方に惜しみなく提供していこうと思います。
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