アスペルガー症候群と自己愛性人格障害の違い

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今日は「アスペルガー症候群と自己愛性人格障害の違い」というテーマでお伝えをします。

※私は精神科医ではないのでより正確に詳しい情報を知りたい方は、専門家の方が書いた文献をお読みいただくことをお勧めします。この記事では、リクエストをいただきましたので、私が収集した情報から判断した内容をお伝えさせていただきます。

少し前に「HSPの人が自己愛性人格障害の人から身を守る方法」という動画を出したところ、コメントで「元夫はアスペルガーかなと思っていました。この動画を見て自己愛性人格障害かもしれないなと思いました。両者は似ているんでしょうか?」といったご質問をいただきました。

それ以外にもアスペルガーと自己愛性人格障害のを違いを教えてくださいといったコメントをいただいておりますので、私が自分で調べた内容から分かったことを共有させていただきます。

岡田尊司さんという方の「アスペルガー症候群」という本と「パーソナリティー障害」という本を参考にさせていただきました。

アスペルガー症候群は生まれ持った性質であることが多い

まず、アスペルガー症候群とは、厚生労働省のホームページによると、自閉症スペクトラムと呼ばれる発達障害の1つで、自閉症の3つの特徴のうち、「対人関係の障害」と「パターン化した興味が活動」の2つの特徴を持っており、コミュニケーションの目立った障害がないとされている障害です。

言語の発達の遅れがないというところが自閉症と違うところで、知的発達に遅れのある人はほとんどいないとされています。

岡田さんの本に書いている内容では、アスペルガー症候群における遺伝的要因の関与は大きいとのことです。

アスペルガー症候群を含めた自閉症スペクトラムの原因は、生まれた後に親がどのような教育をしたかよりも、生まれながらに持った性質であることが大きいそうです。

もちろん100%ではありません。100%ではありませんが、後天的にというよりは、生まれつきの影響が大きいとのことです。

ただ通常に生まれていても、親の教育が共感性に乏しかったり、親がアスペルガー症候群の性質を持つような育て方をした場合は、アスペルガー症候群になりやすいと言われています。

親が働いていてあまり家にいなかったり、インターネットやゲームに溢れた現代的な環境で育てると、アスぺルガー症候群の性質を保ちやすくなるだろう」と本に書かれています。

傾向としてはアスペルガー症候群は生まれつきが大きいですが、後天的にもなる可能性はある、ということです。

アスペルガーの大きな特徴として、同じような特性を持って生まれていても、その後の教育方法、養育者との関わり方や置かれた環境によって、どれだけアスペルガーの症状が出るかは、人によって全然違うそうです。

同じアスペルガー症候群、自閉症スペクトラムといっても、人それぞれ程度も違うし、出方も違い、人によって全然違う、ということも書かれています。

自己愛性人格障害は養育環境が原因になることが多い

一方で自己愛性人格障害は、ありのままの自分を愛することができず、自分は優れていて素晴らしく特別で、偉大な存在でなければならないと思い込む、パーソナリティ障害の一類型です。

原因は様々あると言われますが、アスペルガー症候群と違うのは、養育環境によって起こることが大きいと言われている点です。

特に多いのが、甘やかしすぎて育てたり、ある一部分では甘やかしているけれど、ある一部分では酷い扱いをしているといったアンバランスな愛情のかけ方をされた場合や、愛情剥奪体験です。

幼少期に両親の離婚などで親が突然いなくなったり、そういった経験をしている場合は、見捨てられ不安のようなことになり、それも自己愛性人格障害になる原因の1つとされています。

自己愛性人格障害の症状としては、とにかく他人から褒められたい気持ちが強いことです。自分の理想イメージが大きくプライドが高いので、自分が他人から認められるために他人を利用します。

他人に興味がないという意味では、アスペルガー症候群と自己愛性人格障害に共通しているポイントではありますが、その目的と原因が互いに異なります。

アスペルガー症候群の場合は、生まれ持った気質として他人に興味がありません。自分の世界で自分のパターン化された行動で幸せに生きていきたいという傾向が強いとされています。

自己愛性人格障害の場合は自分が認められたい、褒められたいという気持ちが強いです。

「自分が褒められるために他人は利用する存在だ」と思っているのが、自己愛性人格障害です。

アスペルガー症候群の場合は空気が読めなかったり、こだわりが強い特徴があります。

自己愛性人格障害の人が当てはまる場合もあれば、当てはまらない場合もあります。

自分の配偶者や身近な人がアスペルガー症候群なのか、自己愛性人格障害なのか、どちらか分からない場合は、その親御さんの養育環境に着目してみると、ヒントが見えてくるかもしれません。

以下に該当される場合は、自己愛性人格障害の可能性があります。

  • 親御さんが毒親であったり、過干渉であった
  • 成績が良かったら甘やかされたといった、条件付きの愛情のかけ方をされていた
  • 離婚などで親が途中でいなくなっている

上記に当てはまる方でも問題なく日常を過ごせていたら自己愛性人格障害ではないと思いますが、本人の言動によって何かしら周囲の人に苦痛を与える傾向がある場合は、自己愛性人格障害の可能性があります。

中にはアスペルガー症候群と自己愛性人格障害の、両方を兼ね備えてる人もいます。

元々生まれ持った気質としてアスペルガー症候群の気質があり、養育環境によって、より他人から認められたい、褒められたいという気持ちが強くなって、自己愛性人格障害になった人もいますので、両方もありうることになります。

DVやモラハラとかする人の場合や、空気が読めなかったり、言葉が通じないパートナーの場合

  • どのようなコミュニケーションの取り方をするか
  • どのような過去があるか

 

によって、アスペルガー症候群か、自己愛性人格障害なのか、または両方なのかが異なってきます。もちろん断定はできませんが、そうなのかもしれないということで、頭に留めておいていただくと、当事者と関わる上で少し楽になれるかもしれません。

 

特に自己愛性人格障害の人がモラハラ発言をする際、「お前が悪い」と言いがちです。

「俺を怒らせるお前が悪い」といったことを真に受けてしまい、配偶者やパートナーの方の中には、「自分が悪いんじゃないか」と自分を責めて、自己肯定感が下がってしまう人が多いです。

しかし相手が自己愛性人格障害であれば、言われる方が別に悪くはなく、自分を責める必要もなく、自己肯定感を下げる必要もないということは、頭に留めておいていただければと思います。