AIライターが普及したら人間ライターはどうなる?

こんにちは、橋本絢子です。

最近はChatGPTが話題になっています。ライターの仕事は今後さらにAIに奪われていくであろうと感じます。

音声を文字起こしする際も、YouTubeのAIや自動ツールが、かなり正確に文字起こしをしてくれるようになりました。文字起こしライターはもはや必要なくなるでしょう。

お役立ち情報は、世界中の情報から最適化された情報をChatGPTを代表するAIライターがまとめてくれるようになります。

ではこれから文章で発信する人は、何を価値にしていけばいいのか? そのことを今日はお伝えします。

AI によって最適化された答えが正解ではない場合もある

AIが得意なことは「最適化」です。世界中の情報を統合して体系化させて最適化させることができます。しかし最適化された答えが正解ではない場合もあります。

たとえば医療では、一部の民間療法は怪しく偏った情報として捉えられがちです。今後はAIもよりパーソナライズ化が進むとは思いますが、特定の思想に偏った情報は、今のところ人間が発信できる価値になります。

AIが再現不可能な人間の価値とは?

先述した通り、パーソナライズ化も含めて、お役立ちコンテンツの発信に関してはこれからさらにAIが発達するでしょう。

そうなった時に人間が表現できる価値とは、AIが再現不可能な人間性や感情、愛嬌、不完全さ、偏り、などが挙げられます。最適化されていない「人間らしさ」を個性として表現していくと、AIに奪われない価値を提供できるのではないかと感じます。

ビジネス系インフルエンサーであっても、今後はどちらかというと自分自身のキャラクターを売りにしていくと、ファンが増えやすくなるでしょう。

人は欠点に恋をする

高須クリニックの高須克弥院長の名言に

人は欠点に恋をする

という言葉があります。高須院長は恋人の西原理恵子さんに整形してほしいと頼まれても断固として拒否しているそうです。人間が恋に落ちる時は、完璧な部分よりも、どちらかというと不完全な部分であり、その「不完全さ」は人と人の心をつなぐ架け橋になります。

人間の「不完全」は意識的に演出できるものではなく、無意識に出るものです。

あなたの不完全さによって、あなたの本当のファンが増えます。

最適化された情報を無難にまとめるのが、今のところAIの得意分野です。AIでアンチは作られにくいので、ファンだけではなく、アンチがいるような人の方がこれからさらに強くなるでしょう。

これからネットで情報発信をしていきたい方は「お役立ち情報を発信しなければ」「完璧でいなければ」と思う気持ちを手放した方が上手くいくはずです。

気軽に発信していく中で日々の気づきがあり、新しい価値が生みされ続けるでしょう。

最適化と感動は別次元

最適化と感動は別次元ですので、人間にできることは、AIには生み出せない感動を創出することではないかと考えています。

たとえば小説を読んでいる時、情緒をゆさぶられる比喩表現はAIにはまだまだ真似できないだろうなと感じます。

芸術家・草間彌生さんの作品は、集合体恐怖症の人にとっては生理的に受けつけられませんが、彼女の作品にはコアなファンがいます。そのような唯一無二の概念を、今後AIがゼロから生み出せるのでしょうか?

今は分かりませんが、テクノロジーの進化に期待です。

 

橋本絢子株式会社ジュビリー 代表取締役
プロライター歴約20年、在宅で経済的自由を得る方法を発信しています。 2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わってきました。 講座やセッションの受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙しています。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、田舎でスローライフを送っています。