フランスで1759年に刊行された、フランスの哲学者で文学者、啓蒙思想家であるヴォルテールによる「カンディード」、この小説は、18世紀前半に一世を風靡した考え方「最善説」に対抗する趣旨で発表されています。
多くの死者を出した1755年11月1日のリスボン大地震によって、ヴォルテールは最善説に疑念を抱くようになり、本当に「すべては善なり」と言えるのか、と問いただします。その疑念がきっかけとなり、この小説「カンディード」が生まれました。
あらすじや要約、本文中に出てくる名言を、こちらの記事で解説させていただきました。