フランス文学の中でも人気の高いモーパッサンの「女の一生」をこちらの記事で解説させていただきました。
フランスの有名な自然主義作家の一人で、母の実兄の親友フローベルの指導を受けて文壇デビューしたモーパッサンは、エミール・ゾラ率いる自然主義を代表する作家の一人です。
私がこの作品を初めて読んだのは10代の頃でした。
「女の一生」は、自分が女性としていかに生きるかを深く考えせられた、きっかけとなった一冊です。
男に従属して生きると、男に翻弄される人生になることを、教えてくれる一冊でした。
今思うと10代の多感な時期に読んでおいておかったと思います。
大人になってから読み返してみると、平凡な日々の中にもドラマがあり、幸せを見出すことができることが分かり、また違った見方ができるようになりました。
文章表現の美しさを噛み締めるように、人生の節目に何度も読みたい一冊です。