橋本絢子 起業にいたるまでの人生ストーリー3

【全編はこちら】
橋本絢子 起業にいたるまでの人生ストーリー1 幼少時代~大学入学まで
橋本絢子 起業にいたるまでの人生ストーリー2 社会人デビューしてから
橋本絢子 起業にいたるまでの人生ストーリー3 コピーライターになってから

こんにちは、橋本絢子です。

橋本絢子 起業にいたるまでの人生ストーリー2の続きです。

会社員コピーライターになって間もない22歳頃。世の中への怒りに満ちていて今と表情が違う。

【3】コピーライターになってから

手に職をつけるためにライターへ

営業兼ディレクターとして充実した日々を過ごしていましたが、「今より体力が衰えても長く働けるよう手に職をつけたい」という気持ちもありました。デザインで勝負するには、限界が見えていました。そう考えたとき、美容機器メーカーの社長に褒められた自分のキャッチコピーを思い出したのです。それまで興味の無かった「ライター」という仕事でしたが、自分の書いた言葉が人の心を動かし、お金を動かし、会社に利益貢献した。その事実が味わったことのない喜びを私にもたらしてくれたことを思い出したのです。

気持ちを新たに「ライター」というカテゴリで求人を出している会社を探しました。すると、インパクトのあるキャッチコピーを見つけました。

「意欲は、経験を超える。」

強烈でした。まるで私のことを知っているようだと思いました。
それは、仕事を探していた転職サイトの自社広告でした。トップの写真にはペンを持った女性の写真。女性がバリバリと働いている社風が伝わり、「まさに私を呼んでいる!」と全身がゾクゾクしたのを覚えています。

ライターデビュー

大手求人広告会社にコピーライターとして、未経験で入社しました。それからの3年4ヶ月は怒涛のような毎日でした。先輩チェックの段階で書き直しになることは日常茶飯事。その後、担当営業に原稿を提出するものの、イメージの共有が出来ておらず、再び打ち合わせからやり直す…といった日々が2年近く続きました。

つくづく、文章力とはコミュニケーション力であると実感。また、書き手としての人間性を磨くことの重要性を痛感させられました。

私は同僚たちの中でも人一倍、「下手なライター」でした。自己主張が強く他人の話に耳を傾けない性格は大きなハンデとなり、他の人よりも「書けない」ことに対する強いコンプレックスは、年月を重ねても消えることはありませんでした。

そんな状態でしたが負けず嫌いな性格だったので、人一倍、本を読みました。「下手なライター」を自覚していたので、自分の考えだけを主張するのではなく、外の世界に積極的に触れてみようと思い、分からないことがあれば徹底的に情報収集を行ないました。

そうしているうちに、会社は急成長を遂げ、社員数は2倍以上に増員。また、全国各地に新しい支社も出来ていました。入社3年目に突入した私は、新しく出来た静岡支社の制作拠点長を任されることになったのです。

制作拠点長として、二人の後輩をマネジメントすることになりました。マネジメントと言っても、さほど年齢の変わらない二人です。戸惑いながらも全力で向き合いました。特に新入社員として入社してきた女性社員には、社会人としての心構えや仕事に対する取り組み方を厳しく指導しました。

厳しいマネジメントの中で新入社員の後輩は成長し、彼女の書く文章は飛躍的に豊かになりました。まさに「魂のぶつけ合い」という表現が似合うマネジメントスタイルだったと思います。組織マネジメントを通じてコミュニケーションの重要性を学び、また人間の秘めた無限の可能性に深い感動を覚えました。

求人広告のライティングを通じて私は組織での縦社会を知り、また人を育てることの難しさと喜びを知り、「書くこと」に対する苦しさとその先にある喜びをさらに探究してみたいと思うようになり、独立を決意したのです。

 

 

会社員時代、人間関係のストレスを抱えていた頃は拒食で痩せていったのに、独立後に資金繰りのストレスを抱えてからは3ヶ月で15kgも太りました・・・。

 

会社員時代に出たボーナスなどはネット広告費につぎ込んでいたので、貯金はいつもありませんでした。それどころか、将来のために自己投資をしすぎて、クレジットカードの請求が毎月40万以上来ていた時期もあり、いつも通帳残高はマイナスでした。リーマンショックの後に人間関係トラブルで会社を辞めてからは、詐欺に遭ってトータル500万近い借金を抱えましたが、前に進むしかない、やるしかない状況で奮起して、他人の目を気にせず猪突猛進できました。

いかに自分をやるしかない状況に追い込むかが、望む結果を出す方法だと、今でも思っています。立ち止まって自分探しをしている時間は私にはありません。人生の時間は限られているので、やりたいこと、なりたい自分はいつも明確です。前に進まざるをえない環境に身を置くことが、自分を何倍にも成長させてくれます。

合わない環境にいつまでも我慢をして身を置いていることほど、苦痛なことはありません。今思えば、起業前の会社員時代の人間関係トラブルは、起業して借金500万円を抱えて資金繰りに苦労していたときよりも苦痛でした。不安や恐れ、リスクも、飛び込んでみれば悩んでいる暇もないので何でもなくなります。

独立起業後は病気でトータル1年ぐらい寝たきりになった時期もありましたが、その時期を乗り切ったことで、たとえ寝たきりになっても収入を得られる自信がつきました。

私の今までの経験が、前に進みたい方が一歩を踏み出すためのきっかけになれば幸いです。

 

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